［できごと］【大津中２自殺】自殺から丸２年、命日に中学校で「命を思う集い」（2013.10.11 11:31）

　大津市で平成２３年１０月、市立中２年の男子生徒＝当時（１３）＝が自殺してから丸２年を迎えた１１日、男子生徒が通っていた中学校で「命を思う集い」と題した集会が開かれ、教職員や生徒たちが黙●（＝示へんに寿の旧字体）（もくとう）などで冥福を祈った。

　集会は昨年に続いて２回目。全校生徒が体育館に集まって黙●（＝示へんに寿の旧字体）をささげた後、校長が「仲間が亡くなった出来事にしっかり向き合い、風化させないでください」と話したという。

　生徒たちは「命の大切さ」をテーマに、学年ごとに作文や詩を発表したほか、命の尊さを刻もうと折り紙を集めて作ったオブジェを披露した。

　一方、市役所では越直美市長が、今年度新設した「いじめ対策推進室」で担当職員らとともに黙●（＝示へんに寿の旧字体）。「子供たちが安心して過ごせる環境をつくるという使命を再認識し、全力で臨みたい」と述べた。