「台湾の人に離島や知多半島の魅力を知ってもらいたい」と話す横田さん=美浜町役場で
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知多半島の十の市町をイメージしたご当地アニメキャラクター「知多娘(ちたむすめ)。」の声優が、十八日に始まる台湾最大の「台北国際旅行博」に初めて参加する。日本アニメが人気の台湾で、若者向けに路上ライブもし、県内の離島や知多半島の観光の魅力をかわいく売り込む。
旅行博は台北世界貿易センターで十八〜二十一日に開催。六十の国が千三百五十のブースを出展する。昨年は世界中から二十六万人以上が訪れたという。
台湾では近年、若者を中心に日本の「もえキャラ」ファンが多く、フェイスブックの「知多娘。」のページにもたくさんのアクセスがある。
「知多娘。」を考案したNPO法人「エンド・ゴール」(半田市)は、この人気を生かせる旅行博参加を決めた。
「知多娘。」のキャラクター十六体のうち「知多みるく」「南知多マリナ」「美浜愛」「美浜恋(れん)」の四体の声優が訪台。中部広域観光推進協議会のブースで、知多半島のPRと、県から委託を受けている日間賀島と篠島(南知多町)、佐久島(西尾市)の観光宣伝をする。十八、十九日には会場のステージで歌や踊りを披露する。二十日は、若者が多く集まる街中で路上ライブをする。
県の担当者は「台湾から県内の離島への来客数は今のところデータがない。今回の試みを機に興味を持ってもらえたら」と期待。美浜愛の声優、横田まりんさん(18)=美浜町河和=は「台湾の皆さんにまずは『知多娘。』を好きになってもらえるよう全力でアピールしたい」と意気込んでいる。
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