産経新聞 9月27日(金)7時55分配信
福島瑞穂前党首の後任を決める社民党首選(27日告示、10月12、13日投票、14日開票)が、平成8年の旧社会党からの党名変更後初の選挙戦に突入することになった。吉田忠智政審会長(57)=参院比例=が26日の両院議員懇談会で出馬を表明。福島氏の元秘書で東京都豊島区議の石川大我(たいが)氏(39)も同日夜、出馬に必要な東京都連の推薦を確保し、選挙戦は両氏の一騎打ちとなる見通し。
党首選の有権者は告示1カ月前時点の党員・協力党員。国会議員の特権はなく全員に1票が与えられる。24年10月末の党員・協力党員は約1万8300人。
吉田氏は両院議員懇談会後、党本部で記者団に「党再建、国民の信頼を取り戻すために微力を尽くしたい」と決意を述べた。吉田氏以外の国会議員4人全員が推薦人になる見通し。
石川氏は同性愛者であることを公表し、23年の豊島区議選で当選。都連の推薦決定後、都内で記者団に「党を改革し、社民党のリニューアルオープンをしたい」と語った。
最終更新:9月27日(金)11時48分
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