朝日新聞デジタル 10月3日(木)9時43分配信
【大野亨恭、新宅あゆみ】社民党の党首選(12、13日投票、14日開票)は2日、立候補した東京都豊島区の石川大我区議(39)と吉田忠智参院議員(57)が福岡市でそろって街頭演説し、事実上スタートした。ただ、17年ぶりの選挙戦だけに党職員の大半は「初体験」。手探りで準備に追われている。
【写真】社民党党首選の街頭演説会に出席した吉田忠智参院議員(右)と石川大我区議=2日午後、福岡・天神、藤脇正真撮影
年配の党員ら約50人が集まった福岡市の繁華街・天神で、石川、吉田両氏が街頭演説に立った。
石川氏は「先輩方の英知と歴史、若手の新しい感覚を混ぜ合わせた時、党は再生する」と「若さ」を強調。吉田氏は「知名度も個性もないが、地をはうような護憲、平和運動に取り組んできた」と国会議員としての「経験」を訴えた。党は今後、5日に東京・渋谷駅前、6日に大阪駅前で演説会を計画。機関紙「社会新報」では両氏の訴えを載せる特別号を準備中だ。
ただ、17年前の選挙戦の実務を知る職員はほとんどおらず、混乱もみられる。
朝日新聞社
最終更新:10月3日(木)12時11分