放送内容

2013年10月14日(月・祝) 午後0時15分〜10時45分(途中、ニュース中断あり) 今日は一日“ヴェルディ”三昧

凱旋行進曲などサッカーファンの間でもおなじみの人物、イタリアオペラの作曲家ヴェルディは、10月で生誕200年を迎えます。「乾杯の歌」や「女心の歌」などの名曲は、世界中で親しまれています。男の激情、友情、権力闘争、謀略など人間の感情がダイナミックに描かれています。また日陰の身のしょう婦を描くことにかけても天下一品。
 
そこで、リスナーとゲストのみなさんがヴェルディを祝祭する10時間の生放送を実施します。司会は、音楽評論家の堀内 修さんと久保田祐佳NHKアナウンサー。
 
いまイタリアをはじめ、ヨーロッパのオペラハウスは予算削減を求められる厳しいご時世。かつて苦しい時代にこそオペラを必要としたヨーロッパ。ベルリンにもウィーンにもミラノにもスター作曲家たちが登場、人々の心を癒やし、そして楽しませました。
 
オペラは星の数ほどありますが、世界中で最も上演の多いオペラ作曲家がヴェルディ。番組では、リスナーからのリクエストに応えながらアリアや二重唱、序曲や前奏曲などを数多く取り上げ、ゲストたちのトークや歌の生演奏などを通して、ヴェルディの音楽を存分に楽しんでいただきます。

司会

堀内修

久保田祐佳

ゲスト

檀ふみ

玉木正之

ドナルド・キーン

錦織健

水落幸子

ライブゲスト

マルコ・ヴラトーニャ

エレナ・ゴルシュノヴァ

曲目リクエスト/メッセージ

司会

堀内修 写真
堀内修 音楽評論家。1971年から74年まで、ウィーン大学に学ぶ。1970年代から執筆活動を始め、クラシック音楽とオペラに関する評論を雑誌や新聞などで行ってきた。主な著書に「オペラ入門」「モーツァルト、オペラのすべて」 『クラシック不滅の名演奏』、『オペラに乾杯』、『オペラ入門』、『ワーグナーのすべて』などがある。新聞・雑誌に執筆するほか放送にも出演、現在はNHK・FM「オペラ・ファンタスティカ」の解説を行なっている。

久保田祐佳 写真
久保田祐佳 NHKアナウンサー。静岡県静岡市出身。「突撃!アッとホーム」司会 大河ドラマ「八重の桜『八重の桜紀行』」ナレーション 「コズミック フロント〜発見!驚異の大宇宙〜」ナレーション。趣味、特技:声楽、合唱、ギター、読書(池波正太郎、佐伯泰英、平岩弓枝)、洋裁、編み物

ゲスト

檀ふみ 写真
檀ふみ 女優。映画「男はつらいよ・寅次郎純情詩集」「山桜」ドラマ「日本の面影」「藏」他、数多くの作品に出演する一方で、「N響アワー」「新日曜美術館」の司会で音楽や美術の楽しさを、「日めくり万葉集」では古典のすばらしさを伝えてきた。大のオペラファンである。阿川佐和子さんとの共著「ああ言えばこう食う」は第15回講談社エッセイ賞を受賞。他に「父の縁側、私の書斎」「檀ふみの茶の湯はじめ」「檀流きもの巡礼」などがある。
玉木正之 写真
玉木正之 スポーツライター、音楽評論家、小説家、放送作家として活躍。日本を代表する数々の雑誌や新聞各紙で連載コラム、小説、音楽評論、スポーツ・コラムを執筆。また、「玉木正之の“オペラ超入門 徹底解説講座”」などを通して、オペラの楽しさとすばらしさを伝えている。現在、横浜桐蔭大学客員教授、静岡文化芸術大学客員教授、石巻専修大学客員教授を務める。著書に、「スポーツ解体新書」「日本式サッカー革命」「ベートーベンの交響曲」ほか多数。
ドナルド・キーン 写真
ドナルド・キーン 日本文学研究者。古事記から三島由紀夫に至る文学通史「日本文学の歴史」全18巻を25年がかりで結実させた日本文学研究の第一人者。1922年、ニューヨーク生まれ。戦後日本文学を学び、53年京都大学に留学。55年からコロンビア大学で教べんを執る。留学中から三島由紀夫や安部公房らと交流を深める。2008年、文化勲章を贈られる。主な著書に、「日本人の西洋発見」、「明治天皇」、「百代の過客」、「ドナルド・キーンの音盤風姿花伝」ほか多数。
錦織健 写真
錦織健 テノール歌手。オペラから日本の叙情歌まで、オペラ歌手として幅広く活躍。国立音楽大学卒業、ミラノ、ウィーンに留学。数多くのオペラに出演するほか、近年はオペラのプロデュースも手がける。親しみやすいトークを交えたリサイタルは好評。オペラファンを増やすべく、積極的に活動中。
水落幸子 写真
水落幸子 海外ドラマや映画の吹き替え、アニメやゲーム、ナレーションなど声優として活躍中。また朗読や歌の舞台・ライブなどにも精力的に出演。日本の伝統芸能である狂言もたしなむ。声優としての主な出演作品「グレイズ・アナトミー」「イ・サン」「ER緊急救命室」「シルバニアファミリー」「チェブラーシカ」など。

ライブゲスト

マルコ・ヴラトーニャ 写真
マルコ・ヴラトーニャ Marco Vratogna。イタリア・ラ・スペツィア生まれ。2000年トリエステ歌劇場でオペラデビュー。これまでに、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、メトロポリタン歌劇場などで『アイーダ』『オテロ』『ナブッコ』ほか数多くのヴェルディ作品に主演。去年9月、サンフランシスコ・オペラで『リゴレット』タイトルロール・デビューを飾った。今後はシアトル・オペラ、バルセロナ・リセウ劇場、シドニー・オペラ・ハウス、ヴェローナ野外劇場などで主役として出演予定。
エレナ・ゴルシュノヴァ 写真
エレナ・ゴルシュノヴァ Elena Gorshunova。ロシア・ペルミ生まれ。2002〜10年マリインスキー劇場のソリストとして活躍し、『リゴレット』、『魔笛』など数多くの作品に出演。他にもパリ・シャトレ座、ワシントン・オペラ、マドリッド・レアル劇場、カナダ・ケベック・オペラなどに客演。2010〜2011のシーズンからザクセン州立歌劇場の専属歌手として活躍。『リゴレット』『ばらの騎士』『魔笛』『後宮からの誘拐』『ラ・ボエーム』などに出演。新国立劇場には2010年『フィガロの結婚』スザンナで初登場、透き通った美声と安定した演技で好評を博した。
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