■ベテランスタッフと若手スタッフがガッちりスクラム
現在、弊社では勤続10年以上スタッフが数名おります。
勤続25年以上のスタッフも3名ほどおりますが、彼らベテランスタッフ曰く、最近の葬儀の変遷には驚くべきものがあるそうです。
まず顕著な例では
1. 通夜式には受付が要らなかった。
2. お料理は隣近所の人が担当していた。
3. 葬儀社が司会進行などしていなかった。
4. 葬儀社の仕事は祭壇を飾るだけでした。
5. 柩の組み立ても隣り組がしていた。
もちろん、弊社も地域の人に納棺の仕方、地域の習俗を教えて頂きながら葬儀を請けさせていただいてきました。時代によって葬儀を変化してきていることは事実です。弊社で培われた様々なノウハウは、もともとは、お客様からいただきましたお智慧であるわけです。
弊社で取り入れておりますさまざまな新しい試みも、必ずベテランの意見を汲みこんでおります。それは過去の経験から「亡くなった母が悲しんでいる」、そんな残念なお言葉をご遺族から聞かされないために、謝罪の対象となるお方がこの世に存在しないというご葬儀にあって、ミスの発生は取り返しのつかない恐ろしさを秘めており経験のあるスタッフの言葉は私達の指針となっております。
■縁の下から現場を支える女性スタッフ
「お亡くなりになられました」という一報をいただき、病院やご自宅にお伺いして、ご相談が始まるわけですが、ご体験された方は良くご存知だと思いますが、実に様々なことを選択し決定してゆかなければなりません。お客様は状況に応じてさまざまに視点をかえていただかなければならず、また、私達業者も短い時間の中でさまざまな事柄に対応してゆかなければなりません。例えば弊社では、お通夜の時間までにご供物一覧表や領収書をお届けにあがっています。こうしたサービスも、現場のスタッフがお客様からのご要望に対してしっかりと耳を傾け、進行の無駄と無理を省いた結果に他なりません。
いまでこそ、冷静にこんな話ができるのですが、入社した当初は「何でこんなに時間に追われなければならないのだろう」と不思議でなりませんでした。これは社員研修の際、実際の葬儀の現場に行ってみて始めて理解できたことなのですが、もし葬儀の現場に私達が手配したご供花が届いていなかったとしたら…。あの研修の日に感じた思いをいつも忘れることなく、現場との一体感を大切にしながら、円滑な式進行のために力を注ぎたいと考えています。
あまり知られてはいないことですが、弊社だけではなく関連業者様を含めると個人葬の場合でも50人から60人のスタッフが必要といわれております。私達事務所スタッフの他に、裏で支えて頂いている多くのスタッフの皆様に感謝の念を感じぜずにはいられません。