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【大阪】自然豊かな久米島の高校で学びませんか-。2014年度入学生を全国から募集する県立久米島高校(半嶺通男校長)の県外で初めてになる学校説明会が12日、大阪市大正区の大正沖縄会館で開かれた。学校関係者が美しい海に囲まれた島の魅力や伝統文化、伸び伸びとした地元の学校生活をアピール。学校概要や里親など受け入れ体制を説明した。14日には東京・有楽町で開催する。
久米島町教育委員会が主催した説明会には「島留学」に関心を持つ府内の中学3年生や保護者、同校OBら約30人が参加した。
半嶺校長は少子化や島外への人口流出による生徒数が減少している状況を話し、「地元の商工会などの多くの皆さんが久米島高校を応援したいと立ち上がっている。大変素晴らしいところ。ぜひ来てください」と呼び掛けた。
園芸科と普通科の教育内容や各学年での取り組み、卒業後の進路のほか、久米島町が姉妹都市を結ぶハワイ州ハワイ郡の高校との国際交流事業などを紹介。県外から受験する際の手続きなどを説明した。
初年度の受け入れ生徒は5人を予定。12月2~9日に申し込みを受け付ける。
全国紙に掲載された記事で募集を知ったという狭山市の中学3年、小野峰生さん(15)は「学校のすぐ近くに海があると聞き、いいなと思った。自然に恵まれたところに暮らすことに興味がある」と意欲を示した。