こんにちは、。『わたしがみつけたもの』担当編集のロックです。
早くも20社の参拝を終え、いいペースで次の神社へ。
車で10分くらいで目的地周辺に到着。
池のほとりに道があり、そこに鳥居があります。
ここだ! と思い、
鳥居の横にある石柱に彫られた神社名を見ると……。
ん?
「船江上社」?
Oさん(伊勢志摩観光コンベンション機構の方)、
間違ってますよ!
が、間違いなくここだと言う(゚Ω゚;)。
で、半信半疑で鳥居をくぐると、
ありました!
21.河原淵神社(かわらぶちじんじゃ)です。
外宮摂社で御祭神は澤姫命(さわひめのみこと)。
地元で祀られる水の神様です。
ここは鳥居にあった船江上社という神社の隣にあります。
隣と言っても塀も垣根もない地続きなので、
船江上社の敷地の中に間借りしてるように佇んでいます。
社殿の周りを木が覆っていて、
鳥が盛んにさえずっていました。
新御敷地もない狭い敷地ですが、清潔感があり、
清涼感があり、気持ちのいい場所です。
目の前にある池は朧ケ池(おぼろがいけ)。
宮川の分流の名残です。
お堀のような池で、水草が浮かび、
池の中央に龍のオブジェがありました。
そしてこちらが船江上社(ふなえかみのやしろ)です。
御祭神は河原淵神社と同じく澤姫命。
だったら一緒にすれば、と思いますが、
複雑な経緯があり、現在の形になっています( ̄□ ̄;)。
もともとこの地には澤姫命を祀る河原淵神社の敷地だったんですが、
戦国時代に荒れてしまい、その跡地に
住民が自分たちの産土神を祀ったそうです。
一方、河原淵神社は江戸時代に別の場所に復興して、
明治時代になって今の場所に戻ってきたそうです。
で、大正時代になって、船江上社も御祭神を澤姫命に戻したそうです。
ややこしいですね……。
このように、神社の御祭神って、時代によって変わったりするのは、
わりと普通にあります。
御祭神そのものより、御祭神を通して、
そのさらに奥に存在するものにお祈りをするのが、
正しい参拝の仕方なのかもしれませんね。
ちなみに船江上社は伊勢神宮125社には入っていません。
今回の取材では125社以外にも、
船江上社のように他の神社にも参拝しているので、
なんだかんだで130社くらい巡ったことになるかも。
このブログではそちらも紹介しますので、お楽しみに。
……次回につづく。
伊勢神宮125社めぐり達成まで、
あと104社。