肥満に悩む犬 運動不足解消で運動会10月12日 15時42分
14日の「体育の日」を前に、運動不足などから肥満になってしまった犬たちを集めた運動会が東京・お台場で開かれました。
この運動会は大手ペットフードメーカーが主催し、飼い犬の肥満に悩んでいる飼い主9組がペットの犬とともに参加しました。
参加者たちは犬と一緒に30メートル走をしたり障害物競走に挑戦したりして運動不足解消を図っていましたが、なかには走り終えると飼い主とともにすっかり息があがってしまう犬も見られました。
運動会を主催したペットフードメーカーなどが行った調査では、動物病院を受診した犬の3頭に1頭が肥満となっていて、その背景として室内で飼われている犬の割合がおよそ8割に上るなど犬の生活が人間に近づいていることが影響しているということです。
特にここ数年は、1人暮らしの女性を中心に寂しさを紛らわせようと犬を飼い始めるケースも目立っているということです。
指導に当たったトレーナーは、散歩の際に少し走らせるほか、室内でもできるだけ体を動かす遊びをするようアドバイスしていました。
この夏の猛暑で散歩の量が減り、2キロも太ってしまったという3歳のしば犬、「若くん」とともに参加した根本美雪さんは「これから涼しくなっていくと思うので、運動を続けて少しでもやせられるように一緒に頑張りたいです」と話していました。
苅谷動物病院三ツ目通り病院の松本宗能院長は「室内犬が増えていて、人間と一緒に生活している分、人間の食べ物をついあげてしまいがちだが、カロリーの過剰摂取になっている。夏の暑さで運動不足なのに食事の量も変わらずにとっているのも肥満の原因になっている。肥満の犬は人間と同じように関節痛や心臓病、糖尿病などになりやすいので健康管理には十分気をつけてほしい」と話しています。
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