維新の会:橋下代表、2大政党制を目指し新党結成を主張
毎日新聞 2013年10月12日 20時21分(最終更新 10月12日 23時12分)
日本維新の会の橋下徹共同代表は12日、東京都内で開かれた党国会議員団政策研修会で講演し、「国会議員には自民党に対抗する政党を作ってもらいたい」と述べ、2大政党制を目指し新党を結成すべきだとの考えを示した。
講演は非公開で行われた。出席者によると、橋下氏は「維新だけで過半数というのは非現実的だ」と指摘。党存続を前提に連立政権を目指す政党ブロック構想について「今の選挙制度では候補者調整をやらなければならない。絶対無理だ」と否定的な見解を示した。
政党ブロック構想は、みんなの党の渡辺喜美代表が提唱している。維新とみんなは合流を模索したが断念した経緯があり、橋下氏は「一緒にならなくて良かった」と語った。
維新内で政策面の不一致が指摘される点には「これだけの集団でやっていくには、いったん決を採ったことには絶対に従うという『のみ込む力』がすごく重要だ」と強調、挙党一致を呼び掛けた。
政策研修会後の執行役員会では、2015年春の統一地方選に向け、各地に政治塾をつくることを確認した。【阿部亮介、村上尊一】