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福島第一原発 港外の海水からセシウム初検出
10月10日 22時1分

東京電力が福島第一原子力発電所で汚染水の海への流出を認めて以降、港の外に新たに設けた観測ポイントで、初めて放射性セシウムが検出されました。
東京電力は、海に流出した汚染水の影響が港の外にまで広がっている可能性もあるとみて監視を続けるとしています。

放射性セシウムが検出されたのは、福島第一原発1号機の沖合1キロほどにある防波堤の外に当たる地点です。
東京電力によりますと、8日、この地点で採取した海水からセシウム137が、1リットル当たり1.4ベクレルの値で検出されたということです。
この場所は、東京電力が汚染水の海への流出を認めたあとのことし8月、海への影響を調べるため新たに設けた観測ポイントで、これまで検出できる値を超えたことはなく、超えた値が検出されたのは初めてです。
東京電力によりますと、今回検出された値は、WHO=世界保健機関が一生、飲み続けても健康に影響が生じないとする目安の1リットル当たり10ベクレルを下回っているということで、環境への影響はないとしています。
10日、同じ場所で採取した海水の放射性セシウムの濃度は検出できる値を下回りました。
東京電力は、海に流出した汚染水の影響が港の外にまで広がっている可能性もあるとみて監視を続けるとしています。

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