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福島 被災地の防潮堤に植樹10月6日 16時17分
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東日本大震災の津波で大きな被害を受けた福島県南相馬市で、住民やボランティアなどおよそ3000人が参加して、がれきを埋めて作った防潮堤の丘に、2万本の広葉樹の苗を植えました。
この催しは、津波から命を守るために防潮堤の整備を進めている南相馬市と東京の有志の団体が企画したものです。
6日は、南相馬市鹿島区の沿岸に地元の住民やボランティアおよそ3000人のほか、人気アイドルグループ、AKB48のメンバーや、人気のゆるキャラ、くまモンが参加し、南相馬市の桜井勝延市長が「津波によって二度と犠牲を出さないために命を守る森にしたい」とあいさつしました。
参加者たちはグループに分かれて、海岸から200メートルほどの距離にある防潮堤の丘の斜面に、「しい」や「かし」などの広葉樹の木の苗を植えていきました。
丘の土台部分には、処理が進まず、課題となっているコンクリートや流木などのがれきが埋められていて、根が伸びてがれきを包み込むことでより強い防潮堤ができるということです。
今回植えた苗はおよそ2万本で、10年ほどたつと10メートル以上の高さに成長し、津波による被害を減らす役割が期待できるということです。
津波で自宅を失った女子中学生(12)は「津波が来てもみんなの命が助かるようにと願いながら木を植えました」と話していました。
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