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'13/10/12

可部線延伸1年遅れの可能性


 JR可部線可部―旧河戸間(広島市安佐北区)の電化延伸について、JR西日本広島支社の杉岡篤支社長は11日、「開業が遅れた場合は、春のダイヤ改正に合わせる可能性が高い」と述べ、計画より1年遅れの2016年春にずれ込む可能性を示唆した。

 JRは15年春の開業を目指し、今夏に国土交通省に事業許可を申請し、秋にも工事に着手する予定だった。この日の記者会見で杉岡支社長は、申請が遅れている原因について「廃線の復活は全国初なので、踏切の新設と新駅周辺の環境問題など慎重に対応している」と説明した。

 延伸に伴うダイヤ構成について、広島駅と連結しているため山陽線にも影響すると説明。「ダイヤ改正はいつでもできるわけではない」とした。ただ、工事の進捗(しんちょく)状況を踏まえて、15年秋の改正にも含みを残した。「開業時期は、事業許可申請時に発表する」としたが、申請時期の言及は避けた。




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