2013.10.12 05:03(3/3ページ)

メッセで王手!能見で突破!虎、CSで鯉を返り討ちや

CSファーストステージへ向けて会見する阪神・和田監督=甲子園球場(撮影・中川春佳)

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 赤ヘルも、もはや丸裸だ。午前11時の練習開始前に行われたバッテリーミーティングが白熱し、長引いたことで、投手&捕手が通路に姿を現したのは定刻を過ぎた同11時7分だった。

 12日の初戦にはメッセンジャーが先発する。今季、鯉には7戦で1勝3敗ながら、防御率2・82と安定した投球が光った。キャッチボールなどで軽めの調整。今季12勝の頼れる勝ち頭が、満を持してマウンドに上がる。

 13日の2戦目に回る能見は「やることは変わらない。俺は(広島とは)一回しかやってないけどね」と潔い。その1戦は9月18日(マツダ)での1失点完投勝利。左右の両エースで、広島につけ入るスキを与えない。

 3戦目に登板予定の藤浪を、16日からのファイナルステージ・巨人戦(東京D)に回せれば、その後のやり繰りにも余裕が生まれることは間違いない。全力で2戦を奪いに行く。虎が、なりふり構わず勝ちに行く。 (長友 孝輔)

データBOX

 阪神先発陣のデーゲーム成績は以下の通り。メッセンジャーは5試合に登板し、3勝1敗、防御率3・09。能見は6試合に登板し、4勝1敗、防御率2・53。藤浪は18試合に登板し、7勝4敗、防御率2・87。CSファーストステージはいずれも午後2時開始だが、虎の先発陣はデーゲームで好投している。

(紙面から)