'13/10/10
パルコ3館体制へ10日開業
商業ビル大手のパルコ(東京)は9日、広島市中区新天地に新業態の「広島ゼロゲート」をプレオープンした。隣接するパルコ広島店の本館、新館に続き、全国でも珍しい3館体制となる。10、20代が中心の客層を30、40代にも広げる。10日に正式に開業する。
ゼロゲートはパルコの小型店で、東京、大阪に続く4カ所目。東宝(東京)グループが広島宝塚会館の跡地に建設した14階建ての「東宝ビル」の1〜3階に入る。投資額は2億円。延べ2577平方メートルにテナントが6店あり、午前10時〜午後9時に営業する。
若者向けジーンズの「デニム&サプライ ラルフローレン」は中四国で初の直営店。他の5店は市中心部から移り、カジュアル衣料の「ギャップ」が2階、アウトドア用品の「好日山荘」が3階のフロアを独占する。ともに移転前に比べ、売り場を約1・5倍に広げる。
パルコが3館を置くのは全国で東京・渋谷、名古屋と広島だけ。広島の本館、新館の中心客層は10、20代で、若年層の人口が減る中、ゼロゲートの開業でより上の年齢層の来店を増やしたい考え。
【写真説明】新築ビルの1〜3階で営業を始める広島ゼロゲート