女子高校生殺害「6月ごろから殺意」10月10日 4時35分
東京・三鷹市で女子高校生が殺害された事件で、逮捕された元交際相手の男が「女子高校生と連絡が取れなくなった6月ごろから殺意を抱いていた」と供述していることが警視庁への取材で分かりました。警視庁は、男が復縁を迫ったものの拒まれたことから恨みを募らせて殺害したとみて詳しい動機を調べています。
この事件は8日夕方、東京・三鷹市の住宅街で、私立高校3年の鈴木沙彩さん(18)が自宅の敷地内で首や腹をナイフで刺されて死亡したもので、元交際相手で京都市に住む池永・チャールス・トーマス容疑者(21)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。
警視庁は詳しい動機を調べていますが、池永容疑者がその後の調べに対し、「鈴木さんと連絡が取れなくなった6月ごろから殺意を抱いた」と供述していることが警視庁への取材で新たに分かりました。
警視庁によりますと、池永容疑者は2年前から鈴木さんと交際を始めましたが、鈴木さんが留学から帰国したことしの3月に別れ話を持ち出したことから、「つきあってくれないと俺は死ぬ」といった内容のメールや手紙などで嫌がらせを行うようになり、鈴木さんは6月ごろから電話やメールの受信を拒否していたということです。
警視庁は、池永容疑者が復縁を迫ったものの拒まれたことから恨みを募らせて殺害したとみて詳しい動機を調べています。
容疑者「家の中で待ち伏せ」
一方、警視庁によりますと、池永容疑者は調べに対し当初、「鈴木さんの帰宅を自宅の近くで待っていた」と供述していたということですが、その後の調べに対し、「鈴木さんの家の中で待ち伏せしていた」と供述したことが警視庁への取材で新たに分かりました。
警視庁によりますと、池永容疑者は供述などから、鈴木さんの自宅付近で待ち伏せしたあと無施錠の窓から侵入し、押し入れなどで数時間にわたって鈴木さんの帰宅を待っていたとみられるということです。警視庁は、詳しいいきさつを調べています。
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