パウエルFRB理事:緩和縮小見送りは「妥当」なリスク管理
10月11日(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル理事は資産購入 の縮小を見送った9月の連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定について、ワシントンでの予算協議の行き詰まりや景気減速リスクに対する緩衝材の役割を果たしているとの認識を示した。
理事は11日、ワシントンでの講演で「リスク管理として妥当な措置だと考え、政策決定を支持した」とし、「9月の会合以降に見られる事象は、財政問題をめぐる懸念が十分な根拠に基づくものだったことを示唆している」と続けた。
その上で、「私としては、今回の決定は際どい判断だった。決定が購入の小規模な縮小でも、私は納得していただろう」とも語った。
パウエル理事は「発表される経済データの力強さや、金融状況や財政政策の引き締まりの経済への影響、さらに財政面で見込まれる混乱に対する懸念は正当なものだった」と指摘した。
原題:Powell Says Sustaining QE Is ‘Reasonable’ Risk Management(1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Joshua Zumbrun jzumbrun@bloomberg.net
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更新日時: 2013/10/12 02:29 JSTニュース一覧
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