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世界自然遺産の知床 紅葉せず枯れる異変10月5日 17時34分
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紅葉シーズンを迎えた北海道の知床で、黄色く色づくはずのダケカンバの葉が紅葉しないまま次々と枯れていることが分かりました。詳しい原因は分かっておらず、知床の動植物を管理する財団では観察を続けることにしています。
世界自然遺産の知床では先月末から紅葉が進んでいますが、一部の地域では黄色く色づくはずのダケカンバの葉に、直径1ミリから5ミリ程度の黄色の斑点が出来て、紅葉しないまま葉が枯れたり落ちたりしてることが専門家の調査で分かりました。
こうした状況は長年、環境省などから委託を受け知床で動植物の調査を行っている浅沼孝夫さんが確認したもので、葉の落ちたダケカンバは白い幹がむき出しになり、紅葉が終わったかのような状況になっています。
浅沼さんは、知床の夏の降水量が極端に少なかったことがダケカンバの生育に影響を与えた可能性があるとしながらも、初めての事態で原因ははっきりしないとしています。
知床の動植物を管理する知床財団もこうした状況を確認していて、観察を続けることにしています。
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