ヨドバシカメラが予約全額前金制に変更、原因と影響は?

2012年4月16日:ヨドバシカメラが予約全額前金制に変更、原因と影響は?
ヨドバシカメラが予約する際に前金を全額取る方式に変更したようだね。
4月16日からスタートします。
どうしてここまで急激な変化が起こったのでしょうか?
モラルが崩壊しているんだよ。
モラルの崩壊ですか?
予約したらよほどのことがない限り、商品を受け取りに行く、という大前提が崩れてしまっている。買う予定があるから予約をするわけだが、買うかどうかわからないけど予約をしておこう、という考えで行動する人が増えたため、実際の予約数と実売数が合わず、問題になっているのだろう。その多くは転売屋によるものだが、それ以外でも当てはまる人もいる。
なぜ問題になるのでしょうか?
予約をした商品は、お店は一定期間取り置きしなければいけない。しかし、取りに来ない場合、無駄に商品を手元に置いておくことになる。そして、予約取り置き期間が終了。末永く売れるような商品であれば、多少取り置いていても、予約キャンセル時期終了後に売ることも出来るけど、ゲームに関して言えば、1週間で賞味期限が切れてしまうようなものも多々あり。
任天堂のゲームですと末永く売れるものもありますが、多くのメーカーの商品は短期決戦ですね。
そのため、4日間か1週間かは忘れたけど、それだけの期間を取り置くということ自体がお店のリスクになる。
ですが、それでも今までは取り置いてくれたんですよね?
だからこそ、ここ最近のモラルの低下なのだろう。インターネット通販で気軽に予約が出来るようになっているのも影響しているかもしれない。
ネット通販ですと気軽に予約のキャンセルが出来ますので、その感覚で店舗でも行っている可能性があります。
まあ、一番の原因はPS Vitaだと思うが。
なんでそこでPS Vitaが...。
ヨドバシカメラで予約の受付って、それほど本腰を入れてやっていないこともあり、あんまり影響ないはずなんだよね。ただ、PS Vitaで大々的に予約受付をやった時に、秋葉原のヨドバシカメラでは大行列ができたという話もある。
真偽は定かではありませんが、1200人並んだという報道もあったようですね。真偽は定かではありませんが。
なんで2度言いますか...。
大事なことですので。
これで予約をした人が取りに来ていないという状態があったのでは。2011年12月18日『PS Vitaの予約キャンセル率は40%』で予約のキャンセルについて触れた。実店舗ではここまでひどいキャンセル率は無いと思うけど、それでも結構な人が予約しても取りに行かなかったのではないかと。この出来事以降の動きであることを考えると、今回の予約全額前金制に移行したきっかけの一つがPS Vitaではなかろうか。
ふむ。
今後、WiiU(ウィーユー)なども発売されるけど、もしこれも予約受付などをするのであれば、全額もらっておいた方が安心という見方も出来る。なので、今の時期に動いたのかもね。
新型ゲーム機では常に転売を行う人が現れます。そうした人の購入するかどうか分からない予約を防ぐ効果があります。
ある意味、まともな商習慣になったとも言える。出来れば、他のところも最低限、いくらかの前金を受け取るなど、適正化に努めていただけたらと。手間が増えるので、面倒だけど。
お店に被害が及ぶよりかはよいと思います。
お店への被害軽減になるので良いことではあるのだが、予約全額前金制は別の形でユーザーにとって痛い部分もあり...。
ユーザーにですか?買いたい人が予約するわけですから、ユーザーは問題ないと思いますが?
「ファイナルファンタジー14」の限定版、ヨドバシカメラで予約したけど、発売前にキャンセルした経緯があり。それができなくなるのは辛い...。
......。
「ファイナルファンタジー14」のように商品として成り立っていないものが世の中に存在する以上、ユーザーとしてかなりの負担になってしまう。
どうすればいいのでしょうか?
とりあえず、スクウェアエニックスのソフトは予約しない方向で。
そんな...。

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