慶尚南道密陽市上東面で、送電塔工事に反対する住民が警察官に汚物を投げ付け、公務執行妨害容疑で連行された。現在、事情聴取が行われている。
警察によると、10日午前7時30分ごろ、同市上東面道谷村の入り口で住民4-6人が道路をふさぎ、送電塔工事現場の警備業務のため移動中だった警察官に汚物を投げ付けてきたという。
住民らはバケツなどに汚物を入れて警察官に投げ付けた。警察は現場で撮影した動画を分析し、関係者を処罰する方針だ。
警察は「今回の汚物の投げ付けは工事が再開されてから初めて。採取された証拠・資料をもとに個人を特定し、捜査手続きに基づき処理する予定だ」と話している。
また「経由地の住民たちの合法的な意思表示については最大限保障するが、工事妨害や暴力行為といった違法行為については、法と原則に基づき現行犯逮捕し、拘束令状を請求するなど厳正に司法処理する方針だ」としている。