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福岡 医院で火災 入院患者ら10人死亡
10月11日 9時17分

福岡 医院で火災 入院患者ら10人死亡
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11日未明、福岡市博多区にある整形外科医院で火事があり、入院患者とこの医院の関係者の合わせて10人の死亡が確認されました。

11日午前2時20分ごろ、福岡市博多区住吉にある「安部整形外科」から火が出て、消防車20台が出て消火に当たった結果、火は、およそ2時間半後に消し止められました。
警察によりますと、当時、中にいた入院患者8人と医院の関係者2人の合わせて10人の死亡が確認されたということです。
また、このほかに8人がけがをしているということです。
警察によりますと、この医院は、地下1階、地上4階建ての鉄筋コンクリートで、1階には診察室を含む「処置室」と病室があり、2階に病棟、3階と4階は、医院の関係者の住居と寮になっています。
火は1階から出たということで警察と消防で詳しい状況を調べています。
出火した「安部整形外科」は、JR博多駅から南西に1キロほど離れた住宅街にあります。
医院のホームページによりますと整形外科とリハビリテーション科の2つの診療科があって、入院施設もあるということです。

「1階処置室辺りが激しく燃えていた」

この医院に通院したことがある近所の人たちによりますと、1階の正面玄関を入って右側に「処置室」があって、治療道具を温める湯沸かし器のような設備があるということです。
また、左側にレントゲン室やリハビリ室がありますが、外から火事を目撃した人は、「1階の処置室の辺りが最も激しく燃えていた」と話していました。

医院事務長「申し訳ない」

安部整形外科の国光哲司事務長は、「10人の命が亡くなったことについて、大変重く受け止めている。遺族の方々に申し訳ない。現在、院長が警察の事情聴取を受けていて、詳しい状況についてはあとで伝える」と話していました。

消防庁職員現地派遣へ

総務省消防庁は原因を調査するため職員7人を現地に派遣することを決めました。
昼ごろには地元の消防に到着する見込みだということで、その後、地元の消防とともに火元とみられる1階を中心に詳しく調べることにしています。

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