ソフトバンクや巨人で活躍し、日本代表「侍ジャパン」の監督に決まった小久保裕紀氏(42)が、「2017年WBCでの世界一奪還へのスタート。(選手が)『小久保ジャパンに入りたい』と思えるようなチーム作りをしていきたい」と抱負を語った。契約は2017年3月のWBCまでの約3年半で、背番号は「90」。11月8、9、10日に元巨人の呂明賜監督が率いる台湾代表との親善試合(台北)で初陣を飾る。
ようやく船出にこぎつけた新生小久保丸だが、4年後の世界一奪還を目標とした航海は前途多難だ。台湾戦に出場する選手について「個人名は申し上げられないけど、台湾は若いメンバーで(戦う)。CSや日本シリーズもある。しっかり動ける体で不安がない選手を選考中」なのはいいとして、初陣まで1か月足らずなのに脇を固めるコーチ人事は「検討の最中」(小久保監督)。それどころか、無事に組閣を済ませて台湾戦を乗り切っても、その後は「試合や大会ごとにコーチを選ぶことになると思う」(NPB関係者)というから驚きだ。
無理もない。現時点で決まっている新生侍ジャパンのスケジュールは来月の台湾戦と15年の「プレミア12」だけ。そもそも第4回WBCが開催されるかどうかも不透明なのだから、侍スタッフ全員と複数年契約を結ぶのは難しく、試合ごとの契約になるというわけだ。
ほかにも、試合のない期間に小久保監督が指揮官として何をするのかという疑問もある。頻繁に強化試合やW杯予選のあるサッカーの日本代表監督ならこまめに現場視察する意味もあるが、侍ジャパンでは台湾との親善試合からしばらく代表招集の予定がないのだから視察の必要性もない。
小久保監督に近い関係者によれば「今のところNHKさんなどの解説は続ける予定です。今年のWBCでコーチを務めた梨田(昌孝)さん(現NHK解説者)のように大会期間中、NPBさんが預かるような形になる。個人事務所を持っていますから講演などの仕事もそのまま行うことになるでしょう」と評論家活動は並行して継続するそうだが…。
有名無実になりやしないか、先が思いやられる。
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