―小倉さんはその後、韓国大使も務められてますね。最近、ぎくしゃくしている日韓関係についてはどう見ていますか。
「どんなに仲良くなっても、過去の問題は引きずったままでしょう。しかし、昔は抗議というと、大使館に弾丸が撃ち込まれることがあったんです。やがてそれが石になって、その次はトマトと卵が投げられるようになった。その後、大使として赴任した私は、デモ隊から抗議の歌を歌われた。だんだん穏やかになっているのがわかるでしょう。
先進国になったといっても、韓国はまだ思春期みたいなもの。力もついてきたし世の中のこともわかってきて、いろいろ言いたい年頃なんですよ。日本はそれにムキになる必要はない。時期が来れば、成熟した関係になるでしょう」