「交渉を進めるのは個々人の人間模様ですから、そこがわかるようにしたかったんです。学術的すぎず、かといって脚色もしすぎないように心がけました」
―激しくやりあってきた両国の外交官が、ふとした瞬間に緊張が解けて、お互いの本音をぽろっともらすシーンがありますよね。あれがすごく感動的で。
「あれが書けたのは、私が現場にいたからでしょう。このとき、朝鮮半島を所管する部局の課長をやっていたんです」
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国際
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「異例」で「非礼」な韓国の要求に、担当者だった小倉和夫氏はどう対応したのか? |
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