2013年10月10日木曜日

JBL 2397ホーン再塗装

まるで『マンタ』の様な形をした↓は、先日完成させたJBL4560エンクロージャー天板に鎮座する予定の2397ウッドホーンです。


その見た目と付属する巨大な2441ドライバーのために鋼鉄的な印象を受けますが、傷だらけだった木製のホーンは取り外して再塗装する事にしました。

スプレー塗装をする際、吹き始めの部分が乾ききるまでに全体を吹き終わらないと、モヤ状の跡が残ってしまい表面が均一な仕上がりになりません。これは、光沢があればあるほど目立ちます。また、吹き付ける対象から離れ過ぎると塗料が霧状となり、粉をふいたようになってしまい定着しません。反対に近すぎると『吹き溜まり』が出来て液滴れの原因にもなります。角がある物は「面」で吹けるので影響が少ないですが、例えば角が無いギターや今回の扇形ホーンなどはスプレーの『繋ぎ目』を均一にするために難易度がかなり高くなります。

そこで、スプレー缶(もしくはガン)を持つ手ではなく『対象』をクルクル回す事が出来る回転板を使用する事にしました。これは普段ウーファーのコーン紙を着色したり、センターキャップを接着する際に使用しているものです。


塗装前と後でこんなにも違う仕上がりになりました。あとはホーンとネットワークを組み込めば完成です!果たしてどんな音になるのでしょうか!?




運動会 と JBL 名機 4343 BSF レストア開始

季節がら運動会がちらほら行われているようです。ケンリックサウンドの近くにある馬込第三小学校でも先日カメラや大きな袋をぶら下げて学校に向かっていたので、グラウンドを覗いてみると、見慣れた白い屋根の来賓席と、コントラスト鮮やかな白線が準備されていました。そういえば、この一週間ほど前にいつもより早い時間に小学生がグラウンドに集まっていました。おそらくはリハーサルを行っていたんだと思います。ぞろぞろ大集団が行進していました。自分の頃ももちろんリハーサルが行われていましたが、本番に向け気持ちが昂ぶってしまっていました。今でも気持ちは昂ぶるとおもいますが、体がうまくついていくか?大いに疑問です。



レストアはJBL4343BSF に取り掛かっています。状態を確認したのち、各ユニットを外していきます。今回も貴重なアルニコモデルということもあり、年月を重ねてきたその様子が各部に見てとれます。エッジはボロボロになり、ダンパーも緩んできていて、コーン紙がブラ〜ンと垂れ下がっていました。また、塗装面には錆が浮いてきており、こちらも手に入れる必要がありそうです。エンクロージャーは角の欠けなどがあるので、パテで埋めて面を出していきます。




















タブレス と JBL L45 Flair オールアルニコ化 レストア スコーカーインストール

先日の夕飯は私が夕食担当。食材を全て揃えて貰った上で、お決まりのグラタンを作りました。炒めて、混ぜて、焼くだけですから簡単なものです。でもせっかくなのでいつもと違うように少しでも変えたくて卵を一つ落としました。これはなかなか好評。茄子も入れてみました。トマトベースじゃない点が不安でしたが、案の定なんかしっくりきません。サイズも大きく切りすぎたので課題が残る結果でした。デザートと飲み物は妻が買ってきてくれた。タブレスさんのカップケーキと缶入りのスパークリングワインです(缶入りが販売されているとは知りませんでした)。タブレスさんは東京だと表参道のEchica(エチカ)さんにあります。テーブルにまつわる人や物を表して付けられた名前だそうです。出来るだけ体に優しい素材を使っているそうで、マカロンの色づけも合成着色料は使わず天然のもので色合いを出しているそうで、なんだかほんわかしています。そんなやさしいカップケーキはぺろりといただきました。幸せ。





さて、こちらはエッジ鋭い、ノットほんわかLE-5です。ヘアラインを再研磨しまた生き生きとしました。全体の形状も艶やかで大好きなカーブです。これで、残りはウーファーのインストールのみとなりました!着々。









2013年10月8日火曜日

富士山 と JBL ウーファーユニットJBL D130の調整

秋になり、日差しの弱まった屋上は格好のランチスポットとなります。空気が澄んだ日は富士山が見えるよと聞いていましたが、先日見事な富士山が顔を出していました。



霊峰富士。登山された方も少なくないのではないでしょうか?静岡にいた時は近いだけにまあいつか登るだろうなんて思っていましたら、一度も登ることなく離れてしまいました。今日の富士山はこうだああだ、昨日はよく見えたのにね。と日常の会話の中に毎日のように出ていた富士山も本当に久しぶりに屋上で見た気がします。屋上から見える富士山は、東京、神奈川のビル群越しに足柄の山でしょうか?その山向こうに見えています。長原からでも感じとれるその巨大な存在感に畏怖の念を感じざる得ません。今から雪化粧が楽しみです。

さて、先日富士山のような優美なコーンラインをもつJBLウーファーユニットD130の調整をしました。手に入ると、人気ですぐに出て行くユニットです。今回はいつか来るであろうその出荷に向けボイスコイル、エッジの具合を見て、音の出方を確認していきます。インストールすべきエンクロージャーが決定した場合には、そのエンクロージャーに組み込んだ後に再度音出しをします。このD130をボイスコイルのついたコーン紙を手で持ってみるとまたその軽さを確認できます。この軽さが反応の速い軽低音を実現する一つの要素だと思うのですが、重低音ではない俊敏性からその印象はまるで日本猿のようです(個人的感想)。こちらはどのエンクロージャーに入るのか楽しみであります。















2013年10月7日月曜日

白川郷 と JBL 名機 Olympus(オリンパス) 格子裏地交換完了

先日、世界遺産である白川郷に行った河内からお土産に白川郷煎餅をもらいました。満員電車に揺られて届いたおせんべいはざんねんながら割れていましたが、むしろこれで良いのではいか?というサイズ感。というのも、小さめな大人の手のひらほどある大きさで、一枚すべて食べるとかなりお腹が満たされます。昼食後に頂いた時には午後のレストアに支障をきたすのでは無いかと思うほど食べ続けてしまいました。癖になる懐かしい味です!ばりっぼりっと歯ごたえのある食感で、ほんのりした甘みが口の中に広がっていきます。系統としては栗せんべいのジャンル?になるのではないでしょうか?ごちそうさまでした。





さて、オリンパスの格子の裏地を張り終えました。古い生地は左右で色合いが違い、変色の差が出ていました。また、ホコリと油分による汚れも目立ちます。また、生地を剥がすとそこにはやはりこんなに入るのかと思うほどのホコリの仲間が集結していました。格子越しに外側からはアクセスできない場所に溜まっていたホコリ達は生地を剥がすことによってアクセスできましたので、このチャンスを生かさぬは恥とばかりに掃除をしました。新しい生地はテンションに注意して張ります。揺る過ぎは見た目も悪いですが、張りすぎは格子のゆがみ、破損に繋がりやすいと想像して、ざっと切り出してから微調整しながら寸法を決めていきました。きらりと光る裏地に仕上がったのではないでしょうか?