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11日午前2時20分ごろ、福岡市博多区の医院「安部整形外科」から出火し、鉄筋コンクリート造り地上4階、地下1階建て計約666平方メートルをほぼ全焼し、約2時間半後に鎮火した。福岡県警によると、男性3人、女性7人の計10人が死亡した。うち2人は3階に住む前院長・安部龍秀さん(80)と妻百合さん(72)。残る8人は入院患者で、松隈芳子さん(70)ら福岡市の70~89歳の男女8人全員の身元が判明した。防火扉が閉まらず、煙が流入したとの指摘がある。
県警によると、出火当時、患者13人と医院関係者5人の計18人がおり、うち5人が負傷したが命に別条はなく、3人は無事だった。2階は患者が入院する病室で、3階は前院長夫婦の住居、4階は看護師の寮だった。1階が激しく燃えており、県警は処置室がある1階が火元とみて地元消防と合同で実況見分し、出火原因を調べている。
福岡市の博多消防署は会見で「医院による初期消火がされていない。防火扉7か所が作動せず開いた状態で2、3階に煙が流入した」と状況を説明した。
また医院を6月に調査した際、2階厨房の天板と排気ダクト内に油などがたまっており、火災になりやすいとして清掃を指導していたことも明らかにした。
市によると、医院は1969年に開院。整形外科やリハビリテーション科、リウマチ科があり、病室は5室、病床は19ある。
総務省消防庁によると、6月の地元消防による調査の際、防火管理者が百合さんとなっており、高齢なので別の人に替えるよう指導していたが、改善されなかった。消防器具は設置済みで、スプリンクラーの設置義務はなかった。消防庁は災害対策室を設置し、現地に職員を派遣。国土交通省も防火扉の設置状況に法令違反がないか調べるため職員を派遣した。
医院の国光哲司事務長は11日朝、現場近くで報道陣に対し「大変申し訳なく思っている」と謝罪した。現場はJR博多駅の南西約1キロの住宅や店舗などが密集する地域。
(2013年10月11日14時14分 スポーツ報知)
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