9日発売の「週刊文春」のインタビューで、薬物使用と暴力団関係者との関わりについて一部認めた「CHAGE and ASKA」のASKA(55)が、来年以降に予定されていた新曲の発表やチャゲアスとしての復活ライブなど全ての音楽活動再開が白紙となったことが10日、分かった。所属事務所が明らかにした。
同誌でASKAは覚醒剤の使用を否定しながらも「アンナカ」と呼ばれる薬物の服用を告白。また薬をもらった暴力団関係者からアンナカを吸ったところを盗撮されたと認めている。所属事務所はこの日、ホームページ上で「本人の認識が甘く、極めて不適切な行為であった」とASKAの行為に言及。「一連の報道で世間をお騒がせしたことと社会的責任を踏まえ、活動を自粛する」と発表した。
ASKAは活動35周年を迎えた今年、チャゲアスとしての活動を再開し、8月に記念ライブを行う予定だったが、7月に「一過性脳虚血症」と診断され延期に。その後、体調が回復してきたとして、来年、新曲リリースや先延ばしにしたライブ開催も視野に入れ準備に入っていた。「活動自粛」とは曲作りなどの復帰準備の仕事を中断することと思われる。所属事務所は自粛期間について「分からない。当面、新曲も発表できず活動もしません」とした。
また「週刊文春」のインタビューでは事務所関係者も同席とあるが「こちらの人間ではなかった」と回答。改めてASKAが事務所に無断でインタビューを受けたとした。所属レコード会社の「ユニバーサル ミュージック」では「本人、関係者と連絡が取れていません」と困惑している。
[2013/10/11-06:04 スポーツ報知]