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【プロ野球】

ベテランもバント 和田監督「シーズンとは違う」

2013年10月11日 紙面から

和田監督(後列中央)ら、首脳陣が見守る中、バントの練習をする阪神・福留=甲子園で(田中太一撮影)

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 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は12日に開幕する。セ・リーグはレギュラーシーズン2位の阪神が3位の広島を甲子園に迎え、パ・リーグは2位の西武が3位のロッテと西武ドームで対戦する。阪神は10日、第1戦の先発が予想される前田健対策として、精度を上げるためのバント練習を徹底した。ファーストステージの勝者は、セが16日、パが17日から始まるファイナルステージ(6試合制)に進み、リーグ優勝した巨人、楽天と日本シリーズ進出を懸けて戦う。日本シリーズは26日にパの本拠地球場で開幕する。

 初のCSファーストステージ突破を目指す阪神は10日“聖域撤廃”のバント練習を実施した。甲子園での全体練習で、新井貴や福留らベテラン主軸勢にも実戦形式のバント練習を課し、12日の第1戦で対戦する広島・前田健を攻略するイメージを共有した。

 「打つに越したことはないけどね。(短期決戦は)ああいうので決まるケースが多いからね」。和田監督は約3時間半に及んだ全体練習で、塁上に走者を置いて投手に投球させ、実戦に即したバント練習を組んだ意図を説明した。

 練習でバントを成功させた新井貴は「準備をしっかりやるだけ」とキッパリ。福留もそつなく決めた。吉竹作戦・守備走塁コーチは「全員が、勝ち負けになってくるから(サインは)何が出てもいいように準備だけはしておく。後は監督が決めること」と語った。

 「いずれにせよ、シーズン中とは戦い方が違ってくる」と和田監督。前田健はフィールディングもトップクラスで、得意のスライダーでバント失敗を誘ってくる術を持っている。1つのミスが勝敗に直結する戦いで、どこまで普段と違ったサインを出せるかは未知数だが、虎ナインにあらゆる手段を使って点を奪う意識を植え付けた。 (中谷秀樹)

 

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