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【グラニュース】


本多、先発奪回だ

2013年10月11日 紙面から

FC岐阜戦でのアピールへ意気込むグランパスのDF本多=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(木村尚公撮影)

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 名古屋グランパスのルーキーDF本多勇喜(22)が12日の練習試合・FC岐阜戦で先発テストされる可能性が出てきた。5日の湘南戦(1−1)では左サイドバックのDF阿部がやや精彩を欠き、その後の練習で代わりに主力組に入っている。今季は残すところ2カ月。本多が先発奪取へのラストチャンスに懸ける。

 本多に半年ぶりの好機がめぐってきそう。FC岐阜戦に向けたミニゲームではダニエル、牟田、石櫃と主力組の最終ラインを形成。積極的に上下動を繰り返した。本多は「力むことはない。自分のプレーに徹したい」。自然体で抱負を語った。

 デビューはど派手。Jリーグ初出場した3月16日の甲府戦でロスタイムに決勝弾を決めた。勢いに乗って一時は定位置をつかみかけたが、4月20日のFC東京戦(1−3で敗北)を境にストイコビッチ監督の信頼を失い、以降は出場試合ゼロ。天国から地獄のルーキーイヤーとなっている。

 本多は「今が試練。そう思って練習してきました」と言う。この半年、大学時代はしなかった筋力トレーニングに力を入れた。体重は約3キロ増えて68キロ。「体が重いと感じる時期もありましたが、フィットしてきた」。

 最後に出場したFC東京戦では守備面での課題が浮き彫りになった。次戦での本多のテーマは明快。「相手のボールを追いかけ回したい。攻撃より、まずは守りですね」と鉄壁の守りでピクシーにアピールする考えだ。

 9月以降、同じ新人DFの牟田、22歳のMF磯村と若手が出場機会を与えられている。本多も練習試合でアピールできれば、仙台戦(19日)へとチャンスは広がる。けた外れの身体能力を誇る野性児ルーキーが、チームにフレッシュな風を吹き込む。 (木村尚公)

 

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