2013.10.11 05:02(3/3ページ)

阪神・福原、“イニングまたぎ”まかせろ!

松田(左)に腕の振りをアドバイスする福原(右)。36歳の守護神がイニングまたぎを解禁する(撮影・鳥越瑞絵)

松田(左)に腕の振りをアドバイスする福原(右)。36歳の守護神がイニングまたぎを解禁する(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】

 リリーフ陣をまとめる山口投手コーチが「3つやからな。先のことは考えない。フル回転総動員や。2イニング? それぐらいの覚悟はしてくれていると思う」と明かした。福原が『イニングまたぎ』を命じられるケースは、十分あり得る。

 1勝1敗で第3戦を迎えた場合、シーズン2位の阪神は、引き分けてもファイナルステージ進出が決まる。死闘が延長に及んでも、福原が複数回を封じてくれる。広島戦は今季8戦に登板し、1勝4セーブ。打者30人と対戦し、防御率0・00という数字を叩き出している。何とも心強い。

 「誰が相手でもしっかり抑えるだけ。長打がある打者の前に走者を出さないようにしたい」

 ベテランリリーフ陣に支えられたシーズンだった。目指すのはもっと先だ。福原を中心とした虎ブルペンは、一致団結している。(長友 孝輔)

★クライマックスシリーズ(CS)

 レギュラーシーズンの上位3球団が参加し、ファーストステージは2位球団の本拠地で3位球団と3試合制で行い、2勝すればファイナルステージへ。リーグ優勝球団の本拠地で6試合制(優勝球団に1勝のアドバンテージ)で行い、4勝すれば日本シリーズに進出する。延長は十二回までで、引き分けの場合、再試合は行わない。いずれのステージも勝ち数が同じ場合は上位球団を勝者とする。

(紙面から)