ニュース詳細
津波想定し自転車で避難訓練 青森10月10日 16時46分
K10051867311_1310101714_1310101716.mp4
津波警報などが出た場合に自転車で高台まで避難する訓練が、青森県三沢市の中学校で初めて行われました。
青森県三沢市の沿岸部にある第三中学校は、全校生徒50人余りのうち9割が自転車で通学し、津波警報などが出た時におよそ3キロ離れた高台までより迅速に避難するため、自転車を使うことを去年11月に決めています。
生徒たちが自転車で避難する訓練は10日が初めてで、44人の生徒は青森県の太平洋沿岸に大津波警報が出たという想定のもと、それぞれの自転車で高台の避難所を目指しました。
途中で事故に遭わないよう交差点には教職員が立って誘導に当たり、生徒たちは目標時間の半分の20分ほどで避難を終えました。
津波警報などが出た場合、三沢市は徒歩での避難を原則とする一方で、高台までの距離が離れている沿岸部の地域に限って車を使った避難を認めていますが、この中学校は渋滞に巻き込まれるおそれを考えて車を使った避難を行わないことにしています。
三沢市立第三中学校の工藤正彦校長は「自転車を使った避難は速やかに高台に行くのに有効だと分かった。今後は路面状況が悪い場合も想定して臨機応変に対応できるように訓練を重ねたい」と話していました。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
[関連リンク] |
|