店主さんの笑顔に、こちらも笑顔になっちゃいます
まだまだ知名度が低いサンマーメンですが、そのサンマーメンに惚れ込み、遂には専門店まで出してしまった店主さんのお店を今回は紹介します。
その名も「生碼麺食道」。「生碼麺」でサンマーメンと読むんです。ラーメンフリークか神奈川の人でないと読めないかも知れませんね。田所店主は体調が悪かった日にサンマーメンを口にしてから、その優しい味わいにはまってしまったそうです。それ以降、独学で研究を重ね、お店を開きました。なんとサンマーリアン(サンマーメンを愛する人)という言葉の商標登録までとってしまったほどの情熱の持ち主なんです。店内にはオリジナルブレンドの「サンマーリアンティ」や不思議なオブジェやらで、楽しい雰囲気が溢れています。券売機を見てみると辛いサンマーメンや梅のサンマーメンなど色々な種類があるのに驚きました。
今回は定番の「生碼麺」(750円)を注文。さっぱりとした飲み口のサンマーリアンティを飲みながら待ちます。たくさんの具材を強火で一気に炒めていて、見ているだけで食欲がそそられます。
麺の上には、もやし・人参・玉ねぎ・キクラゲ・キャベツ・小松菜・ねぎなどの野菜と豚肉がたっぷりと乗っています。特にモヤシのシャキシャキとした食感にはこだわっているそうです。
スープは化学調味料に頼らず、カツオ・昆布・紹興酒・ナンプラーなどでしっかりと旨みが出るように工夫したタレを使用しています。野菜の甘みと醤油餡がとろりと合わさりとても上品な味です。
麺は老舗製麺所の「浅草開化楼」のものを使用しており、プリっと弾力のある歯ごたえが特徴です。サンマーメンの為に吟味された麺は、餡が熱々でゆっくりとしか食べられなくても大丈夫なように、伸びにくいのが嬉しいポイントです。
またこちらのお店は卓上調味料が豊富に揃っているのでワクワクしてしまいます。私のおすすめは「サンマー油」です。ラー油にカツオ節や山椒などを効かせていて、少しピリっとします。これを甘めの餡に入れるとアクセントとなって、お箸が止まりません。他では味わったことのないオリジナルの調味料です。
いつ来ても田所店主の創作意欲とサンマーメンへの愛に驚かされます。その情熱を是非みなさんも味わってみてください!
- 特製のサンマーリアンティ
- メニューに「愛生生」? リクエストすると美空ひばりさんの「愛燦燦」をBGMでかけてくれます
- サンマ―酢やサンマー油、スーパーサンマーセサミンなどオリジナルの味変アイテムが豊富。サンマ―油はそのままご飯にかけても美味しい!
- 最後まで熱々。味のバリエーションも楽しめました