【山崎聡】鳥取県米子市で開かれている映画や漫画などを使った街おこしイベントで、ホームページに掲載された女性のイラストがみだらだとして、県警が主催者側に削除を求めていたことがわかった。イベントには県が補助金を出していた。画像はすでに削除され、印刷したチラシも回収された。
イベントは、アニメ制作会社「ガイナックス」(東京)が中心となって9月28、29日と10月5、6日に開く「第三次米子映画事変」。県が進める「まんが王国とっとり」事業の関連で、県から2100万円の補助金を受けた。
問題の画像は、イラストレーターらが妖怪をモチーフにした作品を展示する「妖怪秘宝館」の紹介で掲載。女子高生と妖怪が描かれている場面で、女子高生の制服がはだけ、下半身が半ば露出していた。県警生活環境課は「わいせつ物にはあたらないが、不特定多数が閲覧できる場合は十分な注意が必要」と判断。主催者と県側に指摘した。
県まんが王国官房の前田修官房長は「クリエーターの自主性も大事にしないといけないが、チェックができなかったのは残念だ」と話した。