【成都=大越匡洋】中国人民銀行(中央銀行)は10日、欧州中央銀行(ECB)との間で自国通貨を相互に融通し合う通貨交換(スワップ)協定を結んだと発表した。限度額はそれぞれ3500億元(約5兆6千億円)、450億ユーロ。中国は主要通貨であるユーロとの交換協定を通じて貿易や投資の元建て決済を促し、人民元の国際化を一段と進める狙いだ。
協定の期間は3年で延長もできる。中国は日本など多くの国・地域との間で積極的に通貨スワップ協定の締結を進めており、欧州ではすでに英国とも締結済みだ。ユーロとの協定を加えることで、欧州圏の企業が中央銀行を通じて人民元を調達できる枠組みが整うため、中国企業との取引での元建て決済が進むことが期待できる。
人民銀とECBは今年に入り、スワップ協定の締結に向けた協議を本格化。人民銀は「協定の締結により、欧州圏での人民元の流動性が一段と高まる」と強調している。
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