【上海＝菅原透】中国の電子商取引最大手、アリババ集団（浙江省）は同国の投資ファンド会社、天弘基金管理（天津市）を買収する。子会社を通じて約11億８千万元（約190億円）を投資、51％を出資する。同ファンド会社は６月からアリババのネット通販顧客向けに投資商品を販売している。アリババはネットを介した金融事業の拡大に動いており、今回の投資もその一環。
天弘基金の株主で上海に上場する内蒙古君正能源化工（内モンゴル自治区）が10日発表した公告で明らかにした。天弘基金は2004年の設立。６月からアリババと組み、投資商品「余額宝」を販売、ネット通販利用者の高い関心を呼んでいる。
アリババ、アリババ集団、投資ファンド、天弘基金管理
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