UPDATE 1-米債務上限問題の長期化、世界経済に打撃与える恐れ=ECB総裁

2013年 10月 11日 03:47 JST
 
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[ニューヨーク 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は10日、米債務上限引き上げをめぐる対立が長期化すれば、世界経済に打撃を与える可能性があるとの考えを示した。

ドラギ総裁はエコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークで講演し、米国が事態を打開すると他国は確信しているとしつつも、与野党の攻防が数週間、もしくは数カ月に及べば、「米経済、および世界経済に深刻な打撃をもたらす恐れがあるといっても差し支えないだろう」と語った。

米予算交渉が決裂し、政府機関は10月1日から一部閉鎖に陥っている。また、17日の期限までに米債務上限引き上げをめぐり合意にこぎ着けることができなければ、米はデフォルト(債務不履行)に陥るリスクがある。

ドラギ総裁は、米国での混乱に反し、ユーロ圏経済はソブリン債危機から立ち直り、回復を続けていると指摘。同時に「ユーロ圏の回復ペースは鈍く一様でないうえ、多くのリスクにさらされ、ある程度ぜい弱となるだろう」と慎重な見方を示した。

そのうえで、透明性の向上が奏功し、ソブリン債市場が安定化したほか、銀行の資本をめぐる状況が改善しつつあると指摘。「透明性がカギとなっている。透明性の向上なしに、銀行システムに投資する公算は小さいというのが、欧州域外の投資家の全般的な見解だろう」と述べた。

 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。