英中銀:金利0.5%に据え置き-資産購入枠3750億ポンドで維持
10月10日(ブルームバーグ):イングランド銀行(英中央銀行)は今月の金融政策委員会(MPC)で、政策金利を据え置いた。資産買い取りプログラムの規模は3750億ポンド(約58兆4800億円)で維持することを決めた。英中銀が10日発表した。
ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査でも政策金利のレポ金利 は過去最低の0.5%に据え置かれると見込まれていた。資産購入枠の維持も予想通り。8月にフォワードガイダンス(時間軸政策)を導入したMPCは、2016年後半まで政策金利を維持する方針を示している。
前月の会合でMPCは全会一致で政策スタンスの維持を決定。最近の経済指標が7-9月(第3四半期)の景気拡大を示唆していることから、追加刺激を見送る姿勢は一段と強まる可能性がある。
バークレイズのエコノミスト、サイモン・ヘイズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「失業率が7%に低下するまで引き締め検討はないだろう。そこに至る道筋は長い」と述べ、「かなりの長期にわたり、政策は維持されるだろう」と付け加えた。
カーニー総裁がワシントンで開催される国際通貨基金(IMF)年次総会に出席することに伴い、今月のMPCは8、9日に前倒しして開催された。
原題:BOE Holds Key Rate at 0.5% as Economic Recovery GainsTraction(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Jennifer Ryan jryan13@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2013/10/10 20:39 JST