産経新聞 10月10日(木)11時22分配信
東京都三鷹市で高校3年の鈴木沙彩(さあや)さん(18)が刃物で切られて殺害された事件で、池永チャールストーマス容疑者(21)=殺人未遂容疑で逮捕=が「事件当日の8日午後に家に侵入し、待ち伏せした」と供述していることが10日、捜査関係者への取材で分かった。
鈴木さんからストーカーの相談を受けた警視庁三鷹署員が事件直前の8日午後4時半ごろ、鈴木さんに在宅確認の電話をしていたことも判明。鈴木さんは当時、室内にいたとみられ、警視庁捜査1課は池永容疑者が帰宅直後の鈴木さんを襲ったとみて、当時の状況を調べている。
捜査関係者によると、池永容疑者は2階の無施錠の窓から侵入したとみられる。室内からは血痕が見つかっておらず、鈴木さんの傷が背中にかけてついていることから、池永容疑者が家の外へ逃げた鈴木さんを追いかけ、後ろから切りつけた可能性が高い。
鈴木さんは当時、三鷹署員の電話に「家にいます」などと答えており、その約20分後に殺害された。
池永容疑者は「交際継続を何度も迫ったが連絡が取れなくなり、殺すつもりでナイフを買った」などと供述しており、交際継続を断られた恨みが動機とみられる。
捜査1課は10日、容疑を殺人に切り替えて送検した。
最終更新:10月10日(木)11時24分
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