いろいろブログに書いてきましたが、春になり暖かくなってからCSの子供は学校に行き始め、初夏にはフルに授業に出ていました。運動能力も思考力も充分でコミュニケーションにも問題はありませんでした。化学物質とアレルギーをコントロールし、暴露すれば初期の段階で回避してきたからです。
そんなある日、2年間別居していた夫が、私を強制的に精神病院に入院させました。夫は診断書も出ている子供の病気を受容していません。CSという病気の存在自体にも否定的。
精神病院外来では、医師は「これは病院が介入することではない」と言っていましたが、私が診察室を出て、夫と話をしている間に医師は「治療が必要」と見解を変えました。
結局閉鎖病棟に入れ、2か月間いました。「医療保護入院」です。
医師が退院できると判断しても 保護者である夫が許可しないと退院できない制度。
退院してすぐ、私は復職しました。あえて精神病院を選択しました。
精神病院にはCSやアレルギーの人が少なからずいて、薬で治療されています。
当然状態はなかなか改善せず、入院が長引いたり、入退院を繰り返します。それを目の前で見てきたからです。私が介入しなければ、子供も目の前の患者と同じ道をたどると思いました。
私が入院している間に、夫は子供を連れて行きました。今どこにいるのかわかりません。
夫と接触することも怖くて退院後も連絡を控えていましたが、さきほど夫からのメールで子供が入院していることを知りました。精神的な問題と処理されています。
CSやアレルギーが原因だと思いますし、私と会えないことも原因だと思う。それを理解してくれる人は今の子供の周囲にはいないし、子供が必死にSOSを出しても、逆の治療ばかりされているだろうと思います。遠く離れて別居していた夫は、私達親子の生活を自分の目や耳で確認していません。誤解が多いのです。どんなに夫に話をしても 誤解を解くことはできません。以下夫からのメールを引用します。○○は私です。
集団経験もなく、人とのかかわり方もわからない。このことが、子供の将来にどういう意味があるのか理解してほしい。私は、どうしても○○サイドに立ちがちで、○○に同情的になるので、まわりを不安にさせてきた。状況の厳しさを認識しなければならないのは、○○だけじゃなく、私自身もだ。
今は「手遅れ」ともいわれる子供をなんとか立ち直らせるべく、全力をあげている毎日。
だから、子供たちを、少なくとも今の状態の○○に会わすわけにはいかないのだ。
子供に会えないことは、○○にはとてもつらいことだと思う。実は、私もそのことに心を痛めている。しかし、子供を再び○○の倒錯した世界に引き込ませることは、なんとか立ち直って社会人になってほしいみんなの願いを踏みにじることになるし、子供の将来のために、どうしても拒否せざるを得ないのだ。
子供たちは悲惨な状態」と言われている。こういう現実をしっかり受け止めてほしい。
未来永劫会わさないということではない。○○の状態がよくなれば、むしろすぐにでも会わせたいくらいだ。一緒に生活したいくらいだ。ただ、リハビリのため、いろいろやって子供にも新しい体験ばかりで生活がまだ安定していない。落ち着かない状態で○○と会えば混乱することは必至だ。中略・・・
押しかけてくることを心配されていて、警察からの要請もあって、○○が来たら通報することになっている。会社に来れば業務妨害として刑法犯になるから注意してほしい。各地の警察には相談済みになっている。だから、むちゃなことはしないでほしい。私もお母さんもそこまでは・・・と言っているが、まわりはそうみていない。
以上引用終わり。
7歳の子供が置かれている状態を想像して、胸が張り裂けそうです。どなたか知恵を授けてください。
化学物質やアレルギーによって精神症状が起こること事をまとめた表が、千葉県の市川市民診療所HPに紹介されています。ランドルフ、ミラーの表です。多くの方に知ってい頂きたい↓
http://www15.ocn.ne.jp/~siminsin/t_tbl.html