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全国の警察が「サイバー補導」実施へ10月10日 13時56分
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インターネットを通じて子どもが性犯罪の被害に巻き込まれるのを防ごうと警察官がインターネット上に不適切な書き込みをした子どもと接触を試みる「サイバー補導」という取り組みが全国で実施されることになりました。
「サイバー補導」の対象になるのは、携帯電話などを使ってインターネット上に援助交際や下着の販売を持ちかける書き込みをした18歳未満の子どもです。
10月21日から警察官が客を装って書き込みをした子どもに接触を試み、子どもを補導したうえで保護者に連絡を取り、不適切な書き込みによる性犯罪の危険性などについて注意を与えるということです。
今回の実施に先立ち、ことし4月から9月にかけて全国の10の警察本部で試験的に実施した結果、およそ2000件の不適切な書き込みが見つかり、中学生や高校生など合わせて89人を補導したということです。
警察庁によりますと、子どもによる不適切な書き込みは不特定多数の人が集うコミュニティサイトや本来18歳未満は利用が禁止されている出会い系サイトで多く、こうしたサイトをきっかけに性犯罪などの被害に遭った子どもは去年までの5年間に毎年1400人前後に上ります。
警察庁は書き込みに応じた客が判明した場合、捜査を進めて検挙することにしています。
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