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作り物は原爆を語るか 広島平和記念資料館、人形撤去へ

写真:原爆ジオラマの展示を見る篠田英朗氏(右)。大やけどを負ってがれきの中をさまよう市民の様子を3体の人形で表現している=9月20日、広島市中区の広島平和記念資料館拡大原爆ジオラマの展示を見る篠田英朗氏(右)。大やけどを負ってがれきの中をさまよう市民の様子を3体の人形で表現している=9月20日、広島市中区の広島平和記念資料館

 【塩倉裕】原爆の歴史を伝える広島平和記念資料館(広島市中区)が、被爆者の姿を再現した人形を撤去する方針を打ち出し、論議を呼んでいる。遺品などの「実物」を重視する展示方針が採られた結果だ。歴史の継承に「作り物」が果たす役割をどう評価すべきか。研究者と、現地を訪ねた。

 がれきの山と化した暗い市街地を、母子らしき3体の人形がさまよう。火災をイメージさせるオレンジ色の明かりが、焼け焦げた衣服をぼうっと映し出す。

 「資料館の中でも独特な雰囲気を持つ場所ですね」

 篠田英朗・東京外国語大教授はそう語った。紛争地などでの平和構築に取り組む研究者だ。この春までの14年間、広島大にいた。

 人形たちは両腕を前に出している。腕の先からは、やけどで皮膚が垂れ下がっていた。「皮膚が地面に付かないようにするために腕を持ち上げたのです」と篠田さんが言った。「最も一般的な被爆者イメージを表現した展示でしょう」

 資料館は被爆者の遺品など実物の「資料」を主に展示する。作り物であるプラスチック人形とジオラマ模型は「フィクション」的で、確かに独特だ。

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