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中日は9日、新設するゼネラルマネジャー(GM)に落合博満元監督(59)が就くと発表した。今季限りで退任した高木守道監督(72)の後任には、谷繁元信捕手(42)が選手兼任監督として就任。「落合―谷繁」体制で、12年ぶりのBクラス4位に終わったチームの再建を図る。谷繁は10日に名古屋市内で就任会見に臨む。また“落合新体制”に伴い、フロント陣も大幅に刷新された。
中日の奥の手が「落合GM」だった。高木監督の後任人事は、谷繁に就任を要請し、本人が選手兼任監督を条件にこの日までに受諾。同時に、落合元監督が球団史上初のGM職に就くこともあわせて発表された。
新監督の決定権を持つ白井文吾オーナー(85)は「谷繁はプレーイングマネジャーで大変なので、バックアップする人が必要。そこで落合さんが登場してきた」と説明。シーズン終盤、後任人事について落合氏に相談した際のやりとりを振り返り「意見を聞いたら『谷繁がいいですよ』という話だった。『私が支援します』と。(落合氏に)GMを頼んだわけじゃない。オレの顧問になってくれという意味のことを言った。そしたら『GMという手がありますよ』と、向こうから言ってきた」と、GM就任は同氏からの申し出だったことを明かした。
落合氏は04年から8年間、中日を指揮。4度のリーグ優勝、07年には日本一に導いた。11年限りで退任したが、ブランクはわずか2年間。チームの現状に精通している。
谷繁については「考える力を持っている。構想力というか」と、同オーナーも高く評価した。ただ、谷繁は通算試合数歴代最多の野村克也氏の3017試合まであと117試合に迫っており、来季中にも達成が可能な新記録への強いこだわりがあるが、落合氏のサポートがあれば、兼任監督でもチーム再建は十分可能と判断した。
同オーナーは「谷繁の色を出してほしい。そうじゃないとお客さんは来てくれない」と、勝利至上主義だった“オレ流”への回帰を否定したが、その一方で球団フロントを「落合カラー」に刷新。坂井克彦球団社長(68)が辞任したほか、3月に就任した編成部門の井手峻球団代表(69)を相談役に、西脇紀人編成担当(63)を球団社長付とした。また、2年前の球団代表だった佐藤良平管理担当兼経理部長(57)も退団。落合GM体制は、編成や球団運営において全権に近いものとなりそうだ。
◆谷繁 元信(たにしげ・もとのぶ)1970年12月21日、広島・比婆郡東城町(現庄原市)生まれ。42歳。江の川高(現石見智翠館高)から88年ドラフト1位で大洋(現DeNA)に入団。1年目から80試合に出場し、98年に横浜の日本一に貢献。01年オフにFA権を行使し、中日に移籍。4度のリーグ制覇を支えた。今季5月に通算2000安打、6月に通算1000打点を達成。歴代2位の2900試合に出場。176センチ、81キロ。右投右打。今季年俸は1億9000万円。
◆落合 博満(おちあい・ひろみつ)1953年12月9日、秋田県生まれ。59歳。秋田工高から東洋大に進み中退。東芝府中を経て78年ドラフト3位でロッテ入団。82、85、86年に3冠王に輝いた。87年に中日に移籍し、93年オフにFAで巨人入り、97年から日本ハムでプレーし、98年限りで引退した。04年から中日監督に就任し、4度のリーグ優勝。07年はリーグ2位からCSを勝ち抜き、53年ぶりの日本一に導いた。11年にリーグ連覇を達成し退任。同年に野球殿堂入り。
(2013年10月10日06時03分 スポーツ報知)
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