〔金利マーケットアイ〕翌日物0.065%中心、ユーロ円金先が堅調

2013年 10月 10日 15:26 JST
 
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[東京 10日 ロイター] -

〔金利マーケットアイ〕

<15:17> 翌日物0.065%中心、ユーロ円金先が堅調

無担保コール翌日物金利は0.065%中心での取引。主な取り手は地銀、信託などで、0.07%で調達する動きも見られた。当座預金残高が高水準を維持しているため、資金需要は限られたが、決裁要因などで一定の資金需要があった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートは発行要因のはく落で弱含み。3カ月物国庫短期証券入札の結果は、市場の事前予想と一致。需給は前回よりやや緩んだが、前日の2カ月物と同様に需要が後退していく印象はなく、悪くない入札結果との見方が出ていた。共通担保資金供給(固定)は22回連続の札割れ。

ユーロ円3カ月金利先物が堅調。中心限月2014年6月限は前日清算値比1.5ティック高の99.795と4月25日以来半年ぶりの高値を付けた。期先物も強含み。TIBOR(東京銀行間取引金利)が一段と低下していることが影響しているとの見方が出ていた。

<15:05> 国債先物は小反発、長期金利0.655%に上昇

10日の国債先物は小反発。前日の米債安を受けて売りが先行する場面もあったが、良好な需給を背景に売り込まれることはなかった。後場は30年債入札を順調にこなしたことで、買い戻しが優勢で推移した。もっとも、日経平均株価が強含みだったため、上値は抑えられた。現物債は、午前中の取引では入札に絡んだ持ち高調整主体の動きとなった。午後は入札結果を受けて、30年債がしっかり。長期ゾーンや20年債ゾーンには益出しが優勢だったが、押し目買いも入り、基調は弱くないとの指摘も出ていた。中期ゾーンは横ばい圏だが、来週の入札が意識され、総じて調整地合いで推移した。

財務省が10日に発表した9月29日─10月5日の対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)によると、対外債券(中長期債)投資は2兆2257億円の資本流入超となり、2005年の現行の統計開始以来、過去最大となった。米国の政府機関閉鎖によるリスク拡大を警戒し、国内勢が米国債を売却したとみられている。

国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比1銭高の144円39銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同0.5bp高い0.655%に上昇。

<13:45> 超長期債が強含みで推移、入札順調で需給良好と判断

超長期ゾーンが強含みで推移。市場では「30年利付国債の入札を順調にこなしたことで、超長期ゾーンの需給は良好と判断した市場参加者が買い進んでいる。ショートカバーに加え、一部投資家の需要もみられるようだ」(外資系証券)との見方が出ていた。日銀の国債買い入れオペへの期待もあり、利回りの絶対水準は低いが需給は締まる方向との声が聞かれた。長期ゾーンの利回りは上昇しているが、「押し目買いが入り、午前の取引からは利回りは低下基調にあり、地合いは悪くない」(国内証券)との見方が出ていた。一方、5年114回利回りには上昇圧力がかかっている。来週の入札が意識され始めており、調整局面との指摘が出ていた。

<12:49> 30年債入札結果は順調、国債先物強含みで推移

財務省が午後零時45分に発表した30年利付国債(表面利率1.8%、第40回のリオープン発行)の入札結果で、最低落札価格は103円35銭、平均落札価格は103円41銭で、最低落札価格と平均落札価格の開き(テール)は6銭と前月債(14銭)から縮小した。また、応札倍率は4.07倍と前月債(3.87倍)を上回った。

市場では「順調な入札結果」(JPモルガン証券・チーフ債券ストラテジストの山脇貴史氏)との評価が出ている。

入札結果を受けて、国債先物12月限は前日比3銭高の144円41銭と強含みで推移。

<12:38> 3カ月物国庫証券最高落札利回り、事前予想と一致

財務省が午後零時35分に発表した3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りは0.0602%と前回(0.0553%)に比べて上昇した。市場の事前予想と一致。平均落札利回りは0.0594%。市場では「需給は前回よりやや緩んだが、前日の2カ月物と同様に需要が後退していく印象はなく、悪くない入札結果だ」(国内金融機関)との声が聞かれた。

<11:35> 3カ月物証券の落札金利は上昇か、金先中心限月は半年ぶり高値

財務省が午後に発表する3カ月物国庫短期証券入札結果で、最高落札利回りは0.06%台前半と前回(0.0553%)に比べて上昇する見通し。来週にかけての入札ラッシュで需給がやや緩むとの見方が金利上昇を促しそうだ。

ユーロ円3カ月金利先物がしっかり。中心限月2014年6月限は一時前日清算値比1.5ティック高の99.795と4月25日以来半年ぶりの高値を付けた。10月に入り、TIBOR(東京銀行間取引金利)が低下基調にあり、年末にかけて短期金利が一段と低下するとの思惑から買いが優勢となっている。

無担保コール翌日物は0.065%中心の取引。主な取り手は地銀、信託などで、0.07%で調達する動きが見られた。当座預金残高が98兆円台の高水準を維持しているため、金融機関の調達需要は限られているが「五・十日の要因が影響して、前日に比べて0.07%の取引がやや多め」(国内金融機関)という。

<11:05> 国債先物は小反発で前引け、長期金利0.660%に上昇

国債先物中心限月12月限は前日比1銭高の144円39銭と小反発して午前の取引を終えた。前日の米債安を受けて売りが先行する場面もあったが、日銀の大胆な買い入れなどを背景にした好需給要因が相場を下支え。30年債入札を無難に通過するとの見方も買い戻しを誘った。現物市場は、入札に絡んだ持ち高調整主体の動き。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp高い0.660%。超長期ゾーンは入札に絡んだ先回り的な買いでしっかり。

<10:45> 30年債は利率1.8%でリオープン発行、無難との見方

財務省は午前10時半、30年利付国債入札を通告した。表面利率は1.8%で、第40回(9月)債のリオープン発行となる。発行予定額は6000億円。

市場では「利回り水準としての投資妙味は薄いが、待っていてもなかなか金利が上がらないため、少しでも手当てしたいとの思惑がある。投資家の平準買いや業者のショートカバーニーズも加わって、無難な入札結果になるのではないか」(SMBC日興証券・シニアクオンツアナリストの山田聡氏)との見方が出ている。

<10:05> 9月預貸ギャップが3カ月ぶり拡大、国債買いを促す要因

日銀が発表した9月の貸出資金吸収動向によると、銀行・信金計の貸出平残は前年比2.0%増(8月は同2.0%増)となった。また、銀行の預貸ギャップが3カ月ぶりに拡大し、184兆7943億円と前月比6095億円増となった。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のシニアマーケットエコノミスト、六車治美氏は、貸出は改善しているが預金も増えていると指摘した上で、「預貸ギャップの拡大は、国債買い余力の増加につながっている」との見方を示した。

<09:10> 国債先物は小幅続落で寄り付く、予想上回る機械受注に反応薄

国債先物中心限月12月限は前日比1銭安の144円37銭と小幅続落で寄り付いた。前日の米債安を受けて売りが先行したが、足元の好需給に支えられ、下値は限定的。30年債入札を無難に通過するとの見方から、買い戻しが入る場面もみられた。30年超長期国債利回りは前日比0.5bp低い1.635%に低下した。

内閣府が発表した8月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比5.4%増と市場予想(ロイター予測:2.0%増)を上回ったが、反応は限定的。

市場では「景況感の改善で、非製造業を中心に設備投資に前向きな動きが出ている。機械受注は振れの大きい指標だが、それにしても強い内容。ただ、マーケットは米国財政問題に関心が向いているため、相場への影響は限定的だろう」(国内金融機関)との見方が出ている。

<08:30> 翌日物は0.065%中心、地銀・信託・証券などが調達

無担保コール翌日物は0.065%中心に取引されている。主な取り手は地銀、信託などで、一部に0.07%での調達が見られたが、0.065%での調達意欲がしっかり。大手行は0.05%─0.06%付近で調達意欲を示しているが、出合いは観測されていない。「取引金利水準は前日とほとんど変わらない」(国内金融機関)という。

日銀によると、朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は98兆3000億円、準備預金残高は77兆8000億円程度となる見込み。

<07:05> 翌日物0.065%中心か、当預残は98.3兆円見込み

無担保コール翌日物は0.065%を中心に取引される見通し。当座預金残高は国債の発行・償還の要因などで若干増える見込み。市場では「決済要因で一定の資金ニーズはあると思われるが、取り急ぐことはなく、0.065%前後で主に取引されそうだ」(国内金融機関)との見方が出ていた。

9日の加重平均金利(速報ベース)は、前営業日比0.001%高い0.068%。

日銀が朝方の金融調節を見送った場合、当座預金残高は9日に比べてほぼ変わらずの98兆3000億円程度になる見込み。残り所要積立額は1100億円。

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