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2013年10月 9日 (水)

なんばグランド花月に伝統工芸看板のトリを飾る愛媛県今治市「菊間瓦看板」がお目見え!

2013年、創業101年目を迎えた吉本興業グループは、全国各地の自治体、地方企業・団体等と密接なネットワークを築き、新たな事業を創り出すとともに、笑いの力で地方の活性化に寄与していくことを目指す「エリアプロジェクト」を進めています。昨年4月にリニューアルオープンしたなんばグランド花月の入口を飾る、日本各地の伝統工芸とのコラボレーション「伝統工芸看板」もそのひとつ。オープニングを飾った群馬県「沼田指物」、第2弾の石川県「山中漆器」、第3弾の鹿児島県「鹿児島工芸看板」、第4弾の広島県「広島仏壇看板」、第5弾の北海道「旭川木彫看板」、第6弾の滋賀県「上丹生木彫看板」に続き、今回、第7弾として愛媛県今治市の「菊間瓦看板」が掲出されることになりました。10月9日(水)の披露目式には、中村時広愛媛県知事、菅良二今治市長、今治市出身の吉本の看板芸人・中田カウスとその相方・中田ボタンらが出席。「ゆるキャラグランプリ2012」グランプリのバリィさん、愛媛県イメージアップキャラクター・みきゃんも加わり、賑やかにとり行われました。

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司会進行を担当するのは吉本新喜劇・未知やすえ。愛媛県住みます芸人として活動中のモストデンジャラスも駆けつけ、いよいよ式典のスタートです。ミスターXは、愛媛の名産・みかんをイメージして全身オレンジの衣装で登場。さっそく“愛媛愛”を炸裂させるとともに、ひと足先に看板を見ているふたりは「素晴らしいものができています!」と自信たっぷりに宣言します。

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まずは吉本興業代表取締役・吉野伊佐男が挨拶を。「今回は、いよいよ伝統工芸看板掲出の大トリ、愛媛県今治市の『菊間瓦看板』となります」と紹介し、「お客様にも大変楽しみにしていただいる。約3カ月間掲出させていただきますので、どうぞよろしくお願いします」と呼びかけました。

続いて、中村知事からもメッセージが送られます。冒頭で、住みます芸人・モストデンジャラスについて何やら報告したいことがある、と切り出した知事は、「昨年、私と一緒に愛媛県のマラソン大会でフルマラソンに出走していただきました。私は完走できたんですが、ふたりは途中でリタイアしておりますので、来年はぜひ完走を約束してほしいと思います」。この住みます芸人としてあるまじき(?)失態に、やすえからは「ちょっと、あんたら何のために行ってんの!」と怒りのツッコミが。あれこれと言い訳しつつ、恐縮しきりのモストデンジャラスに、出席者一同は大笑いでした。また、知事からは「愛媛の住宅は、菊間瓦なくては語れません。品質も職人さんの技術も素晴らしい。最近では住宅ではなくインテリアのほうにも使おうという動きが広がっているんですよ」とのお話も。看板については、「5年連続生産量日本一になった愛媛県の桧『媛桧』との組み合わせで作っていただきました。また、なんばグランド花月に来れば怖い鬼も笑ってしまうということで、『笑う鬼瓦』も6カ月かけて作り、展示いただくことになりました」とアピール。さらに、「中田カウス師匠は愛媛県(今治市)伯方島のご出身。心強い応援団ということで、こちらも感謝しております」と述べていました。

菅市長は、「伝統工芸看板の、まさに大トリを務めさせていただくのが菊間瓦ということで、今治市として光栄。大トリといいますと、美空ひばりか中田カウス・ボタンかというところに、私どもの菊間瓦を入れていただき、心から感謝申し上げます」とニッコリ。瓦にちなみ、瓦組合の皆さんが「かわらぬ愛」をキャッチフレーズに頑張っておられることに触れ、「笑いの殿堂・なんばグランド劇場におきましても『かわらぬ愛』を注いでいただきますよう、心からお願い申し上げます」と締めくくりました。

そして吉本興業の看板芸人、中田カウス・ボタンがお祝いの言葉を述べることに。晴れやかな舞台を素晴らしい秋晴れの下で迎えられたことを、「天気にもお祝いしてもらっているようで、ありがたいですね」と喜んだボタン。前述の通り今治市出身であるカウスは、「吉本にお世話になり46年、やっとトリを務めさせていただけるようになりました。表の看板も大トリ、(劇場の)中のほうも私たちがトリということで、表も裏も占めております」と喜びを語りました。自身もお披露目式を待ちかねていたとのことで、「皆さん、楽しみにしてください。そして菊間瓦を皆さんで、口から口へと全国へ広めてください」とふるさとの工芸を改めてPRしていました。

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ついに看板お披露目の瞬間がやって来ました。カウス・ボタンによる「1、2の3!」の掛け声に合わせて幕が引かれると、芸人たちの名前をかたどった見事な看板がズラリ。出席者たちからも、その力強いたたずまいを前に思わず拍手が上がります。カウスは「力強さを感じますね。看板に負けない芸人にならないと!」と決意を新たに。ボタンは「墓石にしたいぐらいです!(笑)」と笑わせました。

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加えて、菊間瓦で作られた「笑う鬼瓦」もお披露目。モストデンジャラスが幕を引くと、にこやかに大笑いする鬼をかたどった瓦が出現。大きく開いた口にはキラリと金歯ものぞくなど、遊び心あふれる作品を前に、カウスも「これ(金歯)が効いてるね(笑)。いい顔!」と大絶賛していました。

看板を手がけたいぶし瓦工芸士の小泉信三さんは、「板は愛媛県産の木目がキレイな媛桧。それと750年の伝統と皇居にも使用された実績のある菊間瓦を使用した、本物の自然素材の組み合わせの看板です。この愛媛の特産品を、たくさんのひとに見ていただけたらと思います」とコメント。ちなみに「笑う鬼瓦」は金歯のほかに虫歯もあるそうなので、ご覧になる時は、ぜひそのあたりの細かなこだわりもチェックしてみてください。

看板は約3カ月間にわたり掲出されるほか、「笑う鬼瓦」は10月いっぱい、なんばグランド花月2階ロビーに展示されます。さらに10月9日(水)〜18日(金)には、なんばグランド花月ビル1階・B1のよしもと47ご当地市場でも、「みきゃんとバリィさんの今治★愛媛フェア」を開催。劇場全体で愛媛の魅力を満喫していただけます。どうぞお誘い合わせのうえ、足をお運びくださいね。



【中田カウス・ボタン】【未知やすえ】【モストデンジャラス】

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