引き上げる長嶋茂雄氏=都内ホテル(撮影・小倉元司)【拡大】
「緊張感のあるあいさつだったなと思います。来るクライマックスを勝ち抜き、そののちに、田中投手なのかどうかは分かりませんけど、その話もじっくりしたい」
指揮官はこう語ったが、実際、田中とは今季2戦し2敗。しかも、16イニングで1点しか奪えなかった現実がある。当然、頭の中では対策をめぐらせているはずだ。
この日、選手の田中に対するコメントはなかったが、選手たちが交流戦で痛い目にあったのは記憶にあるはずだ。今年5月、4打数無安打2三振と抑えられた坂本は「いいところに投げられた。さすがですね。完敗です」とうなるしかなかった。
今後、原巨人は宮崎に移って合宿しながら練習する。CSファイナルの相手がどのチームになるか決まるより前に、田中対策が本格化しそうだ。(上野亮治)
(紙面から)