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小津安二郎監督「幻のドラマ」放送へ
10月10日 4時35分

小津安二郎監督「幻のドラマ」放送へ
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日本映画の巨匠、小津安二郎監督が生前、最後に手がけたテレビドラマの映像が残っていたことが分かり、デジタル化されておよそ50年ぶりに放送されることになりました。専門家は「テレビが普及していなかった時代に小津監督が野心的にテレビに挑戦したことを証明する貴重な資料だ」と話しています。

小津安二郎監督は世界的に高い評価を受けながら昭和38年に60歳で亡くなりました。生前、最後に作った映画は「秋刀魚(さんま)の味」で、その後、亡くなる直前にテレビドラマ「青春放課後」の脚本を手がけました。
このドラマは、京都と東京を舞台にした娘の結婚にまつわる家族の物語で、昭和38年にNHKで放送されたものの、当時は番組を録画する技術が発達していなかったため、関係者の間では「幻のドラマ」とされていました。しかし、没後50年のことし、NHKに映像が残っていたことが分かり、デジタル化しておよそ50年ぶりに再放送することになりました。
小津監督の作品をよく知る評論家の佐藤忠男さんは「監督の最後の作品が残っていて非常にうれしい。まだテレビが普及していなかった時代に野心的にテレビに挑戦したことを証明する貴重な資料だ」と話しています。
ドラマ「青春放課後」は、今月14日午前9時からNHKBSプレミアムの「プレミアムアーカイブス」の中で放送されます。

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