「世界の舞台に法制度を輸出する『法学韓流』を」

ソウル大法学専門大学院がセミナー

「世界の舞台に法制度を輸出する『法学韓流』を」

 ソウル大法学専門大学院は8日午後、ソウル大近代法学教育100周年記念館で「正義の先進韓国と法学の未来」をテーマに学術会議を開催した。今回の学術会議では、法学の学問的特性を反映させた支援策や、学問における次世代育成の必要性が話し合われた。

 ソウル大法学専門大学院(ロースクール)のチョン・サンジョ学長は「ロースクールが設立されてから5年たったが、新制度でいかに弁護士を養成するかに掛かり切りだった。法学という学問に対し、十分な関心や努力を払ってこられなかった」と述べた。

 そして「法学を教えなければならない大学院は廃れて大学院生が散り散りになった。教育部(省に相当)の研究費支援も5年間で大幅に減少、人文・社会系研究費の5%未満にとどまっている。世界の舞台で『法学韓流』の流れを起こし、韓国の法制度を輸出するため投資すべきだ」と力説した。

 高麗大法学専門大学院のハ・テフン教授も「国際競争力を持つ法律家を養成するため、学校間の共同・連携研究が必要だ」と提案した。また、朝鮮日報の姜孝祥(カン・ヒョサン)編集局長は「司法府の改革や検察改革といった分野で法学者が思考の幅を広げ、主導する形で大きな枠組みを提示すれば、国民の共感を引き出すことができるだろう」と語った。

 今回の学術会議にはほかにクォン・オスン教授、ソン・ナクイン教授、チョン・ジョンソプ教授、イ・ウォヌ教授らソウル大法学専門大学院教授陣のほか、呉然天(オ・ヨンチョン)同大学総長、セヌリ党のキム・ギヒョン政策委員会議長、民主党の柳基洪(ユ・ギホン)議員らが出席した。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者
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