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【月刊正論】『はだしのゲン』許すまじ! 松江市教委はなぜ迷走したのか…そして子供たちが犠牲になる
「はだしのゲンが学校に置かれるのは不適切だと私が感じたのは(1)天皇の侮辱(2)君が代斉唱の否定(3)史実歪曲の三光作戦など歴史問題や過激な描写-です。作品の中ではアジアで3000万人を殺したなどまるで根拠のない話が出てきます。これを史実として教えていいのでしょうか」
同時に中島氏が強調したのは「読まれ方のおかしさ」である。
「陳情で教育関係者の人やはだしのゲンの信奉者に話を聞くと“はだしのゲンで子供たちに戦争の歴史を伝えるべきだ”と言います。そこで“三光作戦”や“三千万人の虐殺”は史実なのか?と問うと“細かな歴史問題が重要ではなく、反戦を貫くことが大事だ”とこんなこと言います。しかしおかしいじゃないですか? はだしのゲンは「歴史だ」と言いつつ、事実関係を確認すると部分的な描写は問題ではないと言う。こういう読み方が果たして子供に必要でしょうか。それにもとただせば本書は日教組の機関紙に掲載されたものです。特定の団体の漫画が学校に置かれて、あたかも史実として使われるのは納得できません」
はだしのゲンに一石を投じた中島氏の陳情だが、今後、どういう議論が展開されるのか目が離せないところだ。惜しむらくは中島氏が強調した「歴史問題」などは黙殺された格好だ。続きは月刊正論11月号でお読みください
三品純氏 昭和48(1973)年、岐阜県生まれ。法政大学法学部卒業。出版社勤務などを経てフリーライターに。「平和・人権・環境」運動に潜む利権構造や売国性に焦点をあてて取材を続ける。著書は『民主党「裏」マニフェストの正体』(彩図社)。
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