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事件
【主張】ヘイトスピーチ 正当な批判と侮蔑は別だ
批判すべきなら、普通の言葉で、堂々とすればいい。ことさらに憎しみをあおるような発言は、批判や意見とは、まったく異なる。
朝鮮学校周辺で差別的発言を繰り返す街宣活動などを行った団体やメンバーらに、京都地裁は損害賠償などを命じた。
街宣活動では特定の国籍や民族などへの偏見を持つ、いわゆるヘイトスピーチ(憎悪表現)が繰り返されていた。
問題となった街宣活動は「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などのメンバーらが京都市の朝鮮学校に対して行い、示威活動の映像をインターネット上にも流していた。
朝鮮学校が隣接の児童公園に朝礼台を置くなど不法占拠していることへの抗議を名目として始めたものだという。だが繰り返されたシュプレヒコールは、判決で言及されたものだけでも「朝鮮人を保健所で処分しろ」「日本からたたき出せ」など聞くに堪えない言葉が並んでいた。
街宣活動は朝鮮学校の授業中などに執拗(しつよう)に行われ、悪質だとして刑事事件にもなっていた。メンバーらの一部が授業を妨害した威力業務妨害容疑などで逮捕され、有罪判決を受けている。
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