緩和縮小見送り、複数にとって「ぎりぎり」の決定=米FOMC議事録
[ニューヨーク/サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が9日に公表した9月17━18日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、複数の委員にとって債券買い入れ縮小見送りが「比較的ぎりぎり」の決定だったことが明らかになった。
議事録によると、当局者は縮小見送りの決定によって、概ね縮小を予想していた市場とのコミュニケーションの有効性に悪影響が及ぶ可能性があることに懸念を示した。
議事録では、投票権を持つ10人のメンバーについて「さまざまな考えから、複数のメンバーにとって、今回の会合で資産買い入れペースをこれまでどおりに維持することは比較的ぎりぎりの決定だった」としている。
また、投票権を持たないメンバーも含む17人の当局者のうち「大半が長期債買い入れの縮小を年内に開始し、2014年半ばに買い入れを終了することが適切となる公算が大きいと判断した」としている。
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国際政治学者イアン・ブレマー氏は、米政府機関の閉鎖は、金融危機を筆頭に過去10年ほど続く問題の一部だと指摘する。
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